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ヘッドホンレビュー

【レビュー】BOSE QUIET CONFORT 35(QC35) ゼンハイザーと徹底比較!

今回はボーズの大人気ワイヤレスヘッドホンQUIET CONFORT 35(QC35)を紹介します。近年人気のワイヤレスヘッドホンですが、

BOSE:QUIET CONFORT 35(本機)
SONY:WH-1000XM3
ゼンハイザー:MOMENTUM wireless

など各社揃って高級機種を出しています。
いずれも3万円を超える価格ながらかなり売れているようで筆者的には驚きを隠せません。(これをきっかけにヘッドホン沼にはまる人が増えればいいですね)このあたりの価格帯はオーディオファン向けでしたが、ガジェットとしてのワイヤレスヘッドホンの注目が集まっている印象を受けます。

ゼンハイザーの最上位機種MOMENTUM wirelessはこちらの記事で単体レビューしていますので、参照ください。また本記事で簡単な比較をしています。

本機種にはQUIET CONFORT 35ⅱという二代目機種がありますが、基本的な外観、音質等は変わらないので、価格が落ち着いてきた初代をレビューしています。

二代目機種の主な変更点はAmazon Alexaとリンクして検索、スケジュール管理等ができるようで、ヘッドホンとしてはなかなか珍しい機能が搭載されています。
(個人的にはヘッドホンにつけなくても良い機能な気がしますが使いこなしている方はすみません汗)

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◆概要:密閉型ワイヤレスヘッドホン(ノイズキャンセリング)

メーカ:BOSE ボーズ

タイプ:ダイナミック密閉型(Bluetooth)

重量:235g

連続再生時間:20時間

参考価格:20000円(二代目は約30000円)

◆レビュー(5段階) コスパ:普通

音質 :★★★★

装着感:★★★★★(最高)

遮音性:★★★★☆(4.5)

音の傾向:低音重視

得意な音楽:ロック、ポップス

音場感(音の広がり):そこそこ良い

コスパ:普通

◆総評:BOSEお家芸の低音。装着感抜群、ノイズキャンセリング搭載で作業用にもお勧め

  • BOSEのヘッドホンらしい迫力の低音。ノリの良い傾向で楽しく音楽を聴きたい方におすすめ
  • 長時間付けていても全く苦にならない快適な装着感。かつノイズキャンセリング搭載で作業用として優秀
  • オーディオ機器としての音質のみを考えるとコスパはあまりよくない作業用、通勤通学用の実用性を考えると非常に優れた商品

◆音質:迫力の低音。楽しく音楽を聴ける音作り。

BOSEのヘッドホンというと低音を期待しますが、期待を裏切らない迫力の低音で、音楽をノリ良く元気に聞きたい方におすすめです。

筆者はどちらかというと高音が綺麗に聞こえるヘッドホンが好みですが、本機は低音重視ながら、やりすぎで極端なドンシャリになっているようなことはありません。

これはこれで楽しく聞けて良いと思えるバランスです。このあたりの感覚はさすがのBOSEといった感じです。

おすすめの音楽は、元気の良い味付けと迫力の低音から、ロック、ポップスです。音場感(音の広がり)はそこまで広い感じはありませんが、そこそこ奥行きはあります。

一方音の解像度としては低音をブーストしているためか多少音の輪郭がぼやける印象があり、純粋なオーディオ機器としてのコスパは価格に対してそれほど良くないです。
(仕方ないですが)

ただクラシックを最高の音質で聞きたいというような用途でなければ、十分満足できると思います。

◆使用感:QUIET(静か)でCONFORT(快適)価格は高いが、ガジェットとしての実用性は◎

本製品の特筆すべきは装着感で、いろいろなヘッドホンを付けた経験があるどせいですが、本機に匹敵する機種は中々無いレベルです。

ワイヤレス機の割に軽い重量と、ヘッドホンの締め付けも軽く、フィット感の良いイヤーパッドで長時間でも全く苦になりません。加えてイヤーパッドの素材のおかげなのか夏場でも比較的蒸れにくくこれからの季節におすすめです。

自分の場合はPCにUSB bluetooth受信機をつけてワイヤレス接続をしていますが、本機はスイッチを入れるとすぐ自動的に接続されます。
レビュー済みのゼンハイザー MOMENTUM wirelessはPCの設定画面からわざわざペアリングをする必要があるため、非常に便利です。

ノイズキャンセリング機能も自動でONとなるため、PCでの作業用ヘッドホンとしてかなり使い勝手が良いです。(本ブログを執筆中に使用しています)連続再生時間も20時間と十分です。

ノイズキャンセリングについても効果は絶大で、目の前で机をコンコン叩いたとき、多少音は聞こえますが遠くで鳴っているような感覚で室内利用では十分です。

ただ、よく比較されるSONY WH-1000XM3と比べると、ノイズキャンセル性能はやや劣るそうで、電車や屋外利用ではSONYの製品の方が優れているとの評判です。
(とは言えノイキャン無しと比較すると本機でも十分効果を感じられます)

総評としては、QUIET(静か)CONFORT(快適)の名前のとおり、素晴らしい装着感とノイズキャンセリングによる静音性を兼ね備えている製品です。

お値段はそこそこするためコスパ的には微妙ですが、実用性は抜群でヘッドホンとしては勿論ガジェットとして優れており、高価格ながら売れるのも納得です。

現行の2代目と比べると1代目は値段がこなれて来ており個人的にはおすすめです。

◆SENNHEISER MOMENTUM wirelessとの比較

以前本ブログでレビューしたゼンハイザーの競合機種SENNHEISER MOMENTUM wirelessと比較してみました。

音質:MOMENTUM wireless > QC35 (※低音重視ならQC35)
音場感:MOMENTUM wireless > QC35
装着感:QC35 >> MOMENTUM wireless
遮音性:QC35 > MOMENTUM wireless

ざっくり上記のような感じで、音質面ではMOMENTUM wirelessが勝りますが、装着感、遮音性はQC35という感じです。

選び方としては、
作業用や、通勤通学での使用感を重視(実用性重視)または低音好き → QC35
自宅でもワイヤレスで良い音を楽しみたい(リスニング用途に寄せる) → MOMENTUM wireless
というイメージです。

どちらもリスニング用途、通勤通学用途に十分使えるヘッドホンですので、お好みで判断するのが良いと思います。