どせいのヘッドホンレビュー

ヘッドホン沼にはまり続けるどせいがヘッドホンを5段階で評価するブログ。各ヘッドホンの特徴や、どのような音楽に向くか解説します。有線ヘッドホンがメインです。

【実は全然違う?】開放型ヘッドホンと密閉型ヘッドホンの違いとは【ヘッドホンの選び方】

 

今回は開放型ヘッドホンと密閉型ヘッドホンの違いについて説明します。

ヘッドホンに興味を持って商品を調べると、開放型と密閉型という種類があることに気が付きます。

ただスペック表にはどちらの分類か書いてあるのものの、違いがよく分からない?という人も居ると思います。

実はヘッドホンを選ぶ上で開放型と密閉型では全く異なる特徴をもつので、ヘッドホンを選ぶ際は音質の評判だけでなく、開放型、密閉型ヘッドホンどちらが自分の用途や好みに合うか選ぶことがかなり重要です。

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僕も昔はヘッドホンはみんな同じようなものと思っていましたが、調べていくと開放型と密閉型で全く特徴が異なることを知り、奥の深さを感じたのもヘッドホン沼にはまったきっかけです。

この記事ではそれぞれのヘッドホンの特徴についてまとめました。

結論としてはそれぞれ特徴と用途が異なるため、自分の用途や好みに合うものを選択する必要がありますが、ざっくりと特徴を挙げると下記の通りです。

●開放型ヘッドホン
(用途):屋内での音楽視聴用
(特徴):音場感(音の広がり)が優れる。どちらかというと中~高音が得意
●密閉型ヘッドホン
(用途):屋内及び屋外(通勤通学等)の音楽視聴用、ゲーミング、モニター用
(特徴):没入感がある。どちらかというと低音が得意


※得意な音域については基本はヘッドホン自身が持つ特性の影響が大きいため、あくまで開放型と密閉型を比較した場合の傾向です。

本記事ではそれぞれについて詳しく解説していきます。

・開放型ヘッドホンと密閉型ヘッドホンの構造の違い

開放型ヘッドホンと密閉型ヘッドホンの違で何が違うかというと
ハウジングという耳を覆う部分が密閉されているか、開放されているか、そもそもの構造が違っています

まず密閉型の写真(creative Aurvana Live)の例です。

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密閉型のハウジング。イヤーカップ内は密閉されてます


密閉型は上の写真のようにイヤーカップ内が密閉されており、装着した際に
耳のなかの空間が密閉されます。
そのため、外の音をシャットアウトする構造で密閉型ヘッドホンの多くの製品は遮音性に優れています。

続いて開放型の(audio-technica ATH-AD500X)写真の例です。

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開放型のハウジング。この機種は全面メッシュで中の空間が開放されています。

一方開放型はハウジングがこのように開放されており、
音が外に抜ける構造になっています。この構造のため開放型ヘッドホンは音漏れや、外の音が聞こえますが、音の抜けが良いため音場(音の広がり)に優れます。

この構造の違いがヘッドホンの音質や使用感に与える影響が非常に大きく、実はヘッドホン選びで重要なポイントになります。

・開放型ヘッドホンの特徴

まずは開放型ヘッドホンの特徴について、メリットデメリットを下記に
まとめました。

〇開放型ヘッドホンのメリット

  • 音の抜けが良く音場(音の広がり)が広い

  • (比較的)高音域が得意

  • 夏でも蒸れにくい

〇開放型ヘッドホンのデメリット

  • 遮音性が無いため音漏れする、周りの音が聞こえる(場合によってはメリット)

 

特徴は上記になります。
メリットとしてはハウジングから音が抜けるため、音が広がりを持つために音場(音の広がり)が密閉型と比べて広いです。また音の抜けの良さは高音域の響きに有利に働きます。
この音場の広さと高音域から、特にクラシックと相性が良くクラシック向きと言われるヘッドホンの多くは開放型のヘッドホンです。
(とはいえ一概にロックに向かないわけでは無いです)

ヘッドホンというと音が籠るイメージをもたれる方もいるかと思いますが、開放型は文字通り開放的な感じで耳のそばでスピーカーが音を鳴らしているような感覚です。

また夏場などはヘッドホンが蒸れるため長時間の着用が厳しくなりますが、開放型は比較的蒸れにくいのが特徴です。

デメリットはやはハウジングが開放されているため音漏れすることと、周りの音が聞こえることです。
このため、電車内で使用するのは事実上不可能ですが、一方で周りの音が聞こえることは家事をしながらなど、ながら作業をする場合にはメリットとなります。

また密閉型と比べると開放感がある一方、没入感が密閉型と比べると劣り特性としては低音の響きがやや弱くなる傾向になります。

ただこちらは開放型と密閉型の比較でどちらかと言えばという話なのであくまで音質として低音よりか高音よりかはヘッドホン自体の特性によるところが大きいです。

・密閉型ヘッドホンの特徴

続いて密閉型ヘッドホンの特徴について、メリットデメリットを下記に
まとめました。

〇密閉型ヘッドホンのメリット

  • 周囲の音を遮断するため、通勤、通学用に使用できる。

  • 開放型に比べて没入感がある。

  • (比較的)低音の響きが豊か

〇密閉型ヘッドホンのデメリット

  • 物にもよるが夏場は蒸れる

特徴は上記になります。
メリットはやはり周囲の音を遮断してくれることです。このため、通勤、通学に使用する場合は密閉型一択です。
持ち運びを意識した小型ヘッドホンは通勤通学用途を考慮して多くのものが密閉型に分類されます。(例外はありますが)

近年ノイズキャンセリングを搭載したのものも増えていますが、当然こちらも密閉型タイプです。

また集中して作業したい方や、音楽制作現場のモニター用ヘッドホンはこのタイプがあすすめです。対戦型のゲームをする方でゲーム内の物音を拾いたい場合などは、周囲の雑音は遮断できた方が良いため、ゲーミングヘッドホンも多くが密閉型です。

デメリットは物にもよりますが、夏場は開放型とくらべて蒸れるのが欠点です。
またこれは個人的な感想ですが、密閉型は没入感がある一方で、長時間付けていると閉塞感のようなものを感じてしまうため、開放型ヘッドホンのほうが長時間付けていても疲れない感じがあります。
これは個人差なので実際使用してみてどちらが合うか確かめると良いでしょう。

 

・半開放型(セミオープン)ヘッドホンの特徴

また上記以外に半開放型(セミオープン)というタイプのヘッドホンもあります。
これはハウジングの全面ではなく一部がオープンになったものです。

下の写真(AKG K240s)などがセミオープン型の一例です。

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セミオープン型のハウジング。一部穴が開いており、外の空間に開放されます


開放型ほど外に音が開放されていませんが音漏れや周囲の音は比較的拾うので開放型よりと考えたほうが良いです。

特徴としては開放型の音場の広さと密閉型の低音の響きを併せ持つイメージで、上のメリットデメリットをどちらもマイルドにした製品です。
どれが良いとは一概に言えませんが開放型ヘッドホン寄りの特性ながら、低音も程よく響くためバランスの良さが魅力です。

・おすすめヘッドホンの紹介

ヘッドホンオタクの目線では数千円で買える安物と、もう少し(5000円~)出してその価格帯でコスパが良いヘッドホンの音質に雲泥の差があるので、5000円~の物を買って長く使うのを強くお勧めします。
(そこまで壊れるものでも無く一台あれば長く使えるので)

この記事では定番で万人におすすめできるヘッドホンを紹介します。

(もしこれらのヘッドホンに物足りなくなった場合、一万円以上のヘッドホンに手をだしてみるとまた違う世界があるので、興味があれば手を出してみてはどうでしょうか!)

(開放型おすすめヘッドホン)audio-technica ATH-AD500X

開放型のおすすめヘッドホンはaudio-technica ATH-AD500Xです。

オーディオテクニカは高音の響きを重視した上品な音作りに定評がありますが、
まさに同社の強みが活きた開放型ヘッドホンです。
本機はコスパに優れた開放型ヘッドホンとしてロングセラーの商品です。

(特徴)
・開放型ヘッドホンの音場の広さ
・中~高音の繊細な響きが特徴
・装着感が良好で長時間のリスニングでも疲れない


音質自体もこの価格帯では上位で、基本的に原音を忠実に鳴らしてくれますが、音の解像度も良く音場の広さも相まって音が立体的に聞こえてきます。

さらに装着感も良好で総合的に見て非常にコスパが高いです。装着感はウイングサポートという同社独自の頭が包み込まれるような付け心地で快適です。

値段はアマゾンで8000円台程で、音場の広さと中高音が得意でこの価格帯ながらクラシックの視聴に堪えうる一品です。

人によっては低音が物足りないという意見もありますが、必要量の低音は出るのでポップス等全般におすすめできるヘッドホンです。

個別レビュー記事はこちら→【レビュー】Audio Technica ATH-AD500X オーテク屈指の傑作!

ATH-AD500Xはどちらかというと上品よりな音作りですが
もっと低音が欲しい人や音楽のノリを重視したい人は下記密閉型のアルバナライブがおすすめです。

(密閉型おすすめヘッドホン)creative アルバナライブ

密閉型のおすすめはアルバナライブです。

あまり聞きなれないメーカと思う人もいるかもしれませんが、
10年以上前に発売された当時、業界に新たな高コスパヘッドホンが現れたと話題になりました。それから10年以上定番ヘッドホンとしてamazonランキング上位の知る人ぞ知る(ネットでは有名ですが)品物です。

最近(2020年4月)にモデルチェンジし二代目が発売されています。こちらも価格は8000円程度です。

(特徴)
・この価格帯では最高レベルの音質
・原音に忠実ながら程よくノリの良い味付けで楽しく聞ける
・装着感良好


音質はこの価格帯では最高レベルで、音の解像度もこの価格帯では十分で低音~高音までバランス良く過不足なく出ます。

基本的には原音忠実ですが、多少低音と高音に味付けがあり、いわゆるドンシャリまでとはいかずとも味付けがある印象で、楽しく音楽を聴けるヘッドホンという感じです。

また本体が軽量なためこちらも装着感良好です。本機はヘッドホン入門によく勧められますが、自分も同意見でオススメです。
(原音忠実ながら楽しく聞ける味つくりなので初心者にすすめやすいです)

個別レビュー記事はこちら→【レビュー】Creative Aurvana Live! 安価ながら本格派の音!コスパ最高レベルのヘッドホン

まとめ:開放型と密閉型では用途や特徴が異なるので自分にとって最適なタイプを選ぼう

最後に記事のまとめです。用途としては改めて書くと

開放型:屋内での音楽視聴用
密閉型:屋内及び屋外(通勤通学等)の音楽視聴用、ゲーミング、モニター用

という感じですが、密閉型と開放型の使用感はかなり異なるので
音質もちろん大事ですが、上記メリット、デメリットを
踏まえ自分に合うヘッドホンを探すのがおすすめです!


上で紹介したヘッドホン以外にも低価格でコスパに優れたヘッドホンを5個厳選
した記事を下記で紹介しているので興味があればどうぞ!

低価格でコスパに優れたヘッドホンの記事はこちら→【コスパ最高】五千円~一万円で買えるおすすめ有線ヘッドホン5選【ロングセラー】